文系社会人の辞職願
辞めます。
もう少し早くに執筆しようと考えていたのだが、センター試験やら何やらで休みも取れず、また連日の残業により事後報告みたいになってしまった。
それは1月12日。明日はセンター試験、と気合を入れつつ、もう一つ気合を入れて職場に伝えねばならぬことがあった。
今年の3月末で退職するということである。
本当は仕事始めの1月4日か1月5日には伝えたかったのだが、想像を絶する(?)繁忙のためその次の週の金曜日になってしまった。
朝職場に行き係長に話がある旨を伝えると、今の部署の係長は動きが迅速なのか、午前中には話し合いの場が持たれた。
私は簡潔に退職する旨を伝え、それと同時に残っている有休の消化を希望した。
だがしかしそうは問屋が卸さないのが日本型組織である。
まず退職の理由を割と突っ込んで聞かれた。
「いや、エクストリーム流言飛語まみれの職場でこの先働いていける自信がないです」
って真正面からどストレートにどストライク狙っていくわけにはいかないので、やはり復職後の体調の戻りが思わしくない、これ以上職場に迷惑をかけるわけにはいかない、ということを伝えた。
そして有休の消化に関してはかなりの難色を示された。
もともと居るか居ないかわからないような単なる総合雑用係だし、休職する前も散々ボロクソに仕事ができない等と言われていたため、「ま、すぐ次の代わりの人でも見つけてくるだろうし自分のやっている仕事は誰でもできるだろうしあっさり有休の取得を認めてもらえるだろう」と考えていた私としては大いなる衝撃である。
取り敢えずできる限りは取得していきたいということは切に訴えた。
お次に係長の上の課長である。半分くらい話がかみ合わなかったが、人事課に話を上げてくれるらしいということと、一度かかりつけの心療内科の先生ともよく話し合ってきて、その後もう一度はっきりとした結論を聞きたいと思っておられるということは分かった。
午後は人事課との面談であった。
「なぜ辞めるのか」ということはかなり聞かれたが、私の答えは一つである。「体調の戻りが最近思わしくない。これ以上通院やら何やらで迷惑をかけるわけにはいかないし、一度しっかり体を休めたいので退職したい」本当は他にも言い募りたいことが山ほどあったが、それを言ったところで詮のないことなので、体調不良の一点張りである*1。
最終的には、辞職願を渡してくれた。そして、有休に関しては半分くらいなら取得しても良いとの返事をいただいた。
人事課の担当者が「辞めてしまうのは非常に勿体無い」などと言っていたが、それなら一昨年新卒で入ったときにボロクソに適当なことを言うのを止めてくれよ、と心中で悪態をつきつつ盛大にツッコミを入れた。
一番退職を伝えにくい相手
センター試験を終え、かかりつけの心療内科の先生との面談を終え、それでも意志を変えるつもりも捻じ曲げるつもりも元々無かった上に心療内科の先生に「自分の決めた道を進みなさい」とありがたいお言葉を頂いたため、辞職願を係長に渡した。これが1月下旬である。
その日は定時上がりだったため(というか無理矢理定時上がりにした)、異動となってしまった復職後の教育係の人に退職することを伝えに別フロアへと足を踏み入れた。
恐らくこの職場で一番お世話になったのがこの方である。復職後間もないころから異動される直前までよく面倒を見てもらった。
あまり他のフロアに向かうことがないため、若干緊張しつつ目当ての場所に向かう。歓談中だったが、私の姿を認めた他の方が呼んできてくださった。申し訳なく思いつつもお話がありますと告げると、そのまま帰るつもりだったようなので、取り敢えず玄関まで向かうことにした。
何だか取り繕ったり誤魔化したりするのも変な感じになるので、単刀直入に3月末で退職することを伝えた。お世話になり、またよく業務のことを教えてもらったにもかかわらず、退職することになってしまい申し訳ないと伝えた。その方は別段気を悪くされたようなそぶりも見せず、世話になった旨と仕事上で無理をさせすぎたかもしれないという旨のことを言われていた。この部署には罪はないと伝え、詳しい退職理由は「体調不良」とだけ言うにとどめておいた。
いつが最後の出勤日になるのか、と尋ねられたので年休の消化が半分ほどしかできないらしいのでいつになるかわからないと答えたが、自分としてもなんともアバウトな回答である。最後の日にはまた連絡先を教えてほしいとのことだったので、最後の日がわかったらまた伝えに行こうと思った。
で、結局
3月初旬の今、全く年休が消化できていない。計算したがおそらく退職までに2週間と休むことができないのではないかと危機感を抱いている。
その状態で一気に無職状態に突入するのだからはっきり言って危機感まみれである。
19歳の頃も無職ロードを突っ走っていた(浪人)が、その頃は保険料も税金も(消費税以外)支払う必要のなかった無職である。今度の無職は危機具合が半端ない。10代の無職とは段違いである。
3月いっぱいしっかり休んで準備をしようと思っていたのだが、その期間がないためはてどうしたものか、という感じである。
もう来年の2次試験まで1年を切っている。
それで使い物になるのか。ならなかったらこの年休消化できない状態を激しく恨むだろう。
まあ仕事を勉強ができない言い訳にするのもみっともないのだが、見栄だけで合格できるほど甘いものではないことも19歳の時にしっかり学んでいる。
さて、どうするか。
答えは出ているはずである。
この曲を聴きながら。
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