文系社会人と各教科戦略②:数学
一番得点率が悪かった教科
前回の記事に引き続いて、次は数学の戦略を立てようと思う。
数学は今までの受検において致命的なまでに点が出なかった教科である。
高校時代及び浪人時代、京都大学を受験したのだが、二回とも学部は違えど、数学の得点率が一割だった。数学に呪われているか、数学が呪われているのかはわからないが、何故か点が出ないのである。
しかし、今回の受検においてはそれでは済まされないため、しっかり対策していきたい。
そもそも何故点が出ないのだろうか
数学の勉強を怠ったつもりはない。英語の何倍時間をかけたかわからないほど勉強してきたつもりではある。にも拘らず、過去には点が出なかった。
普段の授業で困ったことは無かった。通常の計算問題とか基本的な問題は答えられる。だが点が出ない。更に、数Ⅲの積分、数Aの確率・場合の数など、他の分野よりも異常に出来ない分野が所々見受けられた。また、計算はできるし、解答の道筋がたてば問題ないのだが、問題文を見てからの最初の一手が思いつかないのである。
何故得点できないのかを突き詰めて考えてみると、以下の理由が考えられた。
- 基本的な事項を分かっていない
- 問題の解法を知らない
- 発想力が足りない
恐らく、数Ⅲの積分は「基本的な事項をわかっていない」から得点できなかったのだろうと思われる。公式や計算方法といった、基本的な事項の抜け漏れが多かったのだろう。
次の「問題の解法を知らない」は、定番問題や典型的な問題の解法を理解していなかったか、演習不足のために解法を覚えていなかったかのどちらかで得点できなかったのだろうと考えられる。例えば群数列や、図形の回転体の体積など、解き方の道筋がパターン化されていたものを覚えていなかったり、理解していなかった可能性が高い。
最後の「発想力が足りない」は、入試問題において最初にどうすればよいのかがわかっていない場合、最初の処理の仕方を発想できないために、大問を落としてしまったのだろうと考えられる。「発想力」とはまたふわっとした言葉だが、「ひらめき」「勘」のようなものだと思っている。そういうものが無くても数学は出来るようになると聞いたことがあるため、恐らく「発想力」というものは演習次第で身に付くものだと思われる。身に付くと信じたい。
まずは基礎の基礎から
それではここ数か月の計画を立てる。
まずは、学習指導要領等の変更により、自分が高校生の時に学んでいなかった箇所が含まれているため、それらの学習も兼ねて、また忘れてしまった内容を再びしっかりインプットするため、「スタディサプリ」の基礎中の基礎のレベルの講座から始める。
一番基礎の講座「高1ベーシックレベル数学ⅠA」から始め、「スタンダードレベル」「ハイレベル」「トップレベル」と分野ごとに進めていく。Ⅰのベーシックレベルが終わったら、AのベーシックレベルをやりつつⅠはスタンダードレベルをやり、Aのベーシックレベルが終わったらⅡのベーシックレベルをやりつつⅠのハイレベル、Aのスタンダードレベルをやり、…という感じで数Ⅲまで終わらせる。
これだけでは問題演習量が足りないため、典型的な解法をインプットしつつアウトプットするため、教科書と併用して以下の問題集を使用しようと思う。
取り敢えずこれらを終わらせることがここ数か月の目標である。
以降は様子を見つつ、志望大学で得点できるようにしていきたい。
応援してくださると心の底より喜びます。
今日はこれを聴きながら。