文系社会人は医学部進学の夢を見るか?

文系社会人が心の底から願う夢の実現のために死力を尽くす、その奮闘の記録。

文系社会人、大学の同期に会いに行く

青春18きっぷ最後の一回

前回の記事でも述べた通り、青春18きっぷ最後の一回は大学に行くために使用した。

現在適応障害という事で休職している身であり、昨年10月頃より調子が悪くなってしまったため、「元々の自分はどんな感じだったろうか」と思い「元々の元気だった頃の自分」を知るためにも、また医学部受験の情報を手に入れるためにも箕面と吹田に向かうことにした。

年末年始に実家に帰省し、また下宿先に戻る際に使用したルートを使って大学に向かう。到着したのは昼前、少し肌寒いながらも晴天の下、一年前とは全く変わらない風景の許に降り立った。変化したのは心境と環境の二つだろうか。

もう大学生協の組合員ではないので

着いたのが昼前だったため、図書館でゆっくりしてから*1、食堂に向かう。他のキャンパスとは異なり、食堂が開く時間が11時30分であるため、それまでは購買でぶらつきつつ、同期や後輩に会うのだから、とちょっとしたお菓子を購入する。どうやら卒業してからシステムが変わったらしく、組合員でないと割高な値段になってしまうようだ。少し寂しく思いつつも食堂のお気に入りの座席に荷物を置くと、料理を注文しに行く。食べ物の提供場所も少し配置が変わっていた。そして食堂のメニューの値段も組合員ではないため組合員価格よりも少し高くなってしまった。

昼食を取り始めていると、事前に連絡を取っていた同期がやってきた。数少ない同期の中には留学のために休学した人が数人いる。現在は卒業論文の作成に追われている頃だろうか。

相手の近況報告に始まり、卒業論文の話などに花を咲かせた。どうやら同期は大学院に進むようである、上手くいけば自分が医学部に進学した後も居るかもしれない。それは心強いことである。

そして話題は私の仕事の話に移り変わる。体調を崩して休職扱いになったこと、精神的にかなり参ってしまったこと、最近やっと外に出られるようになってきたこと、元々自分がどんな感じであったか思い出すためにここに来たことを伝えた。

「まさかあんたがそうなるとは」

メンタル系のあれこれとは無縁の性格だったのに、と言われたが症状を伝えるとそれほどまでに追い詰められたのか、と真面目に返された。

4年間真面目に授業に出席もすれば飲み会で色々ぶっちゃけた話もした、課題で共同戦線を張ったこともある、試験前の追い込みも、家で飲んで夜通しトランプをしまくったこともある、謂わば戦友のような同期であったが故に色々と話す気になったのかもしれない。

研究室にて

折角なので、と研究室に行ってみることにした。中には他の同期、後輩が数人と教授が居た。教授に挨拶を、と思ったが海外からの客人が来ていたため、また卒業論文の指導があり忙しそうだったので一礼するにとどめておいた。

他の同期と後輩に学年の人数分の地元の菓子を渡し、同期と話をしてみる。大学院に進む同期はどうやら卒業論文に関してはそれほど切羽詰まってはいないようで、途中でやってきた同期はアブストラクトの専攻語表記に苦戦しているようだった。

菓子を食いながら、現状3か月の休みを言い渡されたわけだが、そのあとどうするのか、治るのか、という話題になり、実は大学を再受験しようということを打ち明けた。そのために、入学年度の学生に配られた冊子を卒業後使わない予定なら貰い受けたい*2とも伝えた。

やはり大学をまた受けるなら早い方がいいのではないか、次にまた社会に出ることを考えると食っていける職業につける可能性のある学部にした方がいいのでは、という話になった。また、冊子類は譲り受けても良いそうだ。

学生らしいな、と思ったのが「大学の再受験となると、またセンター試験を受けて地獄のような受験勉強をするのか」という同期の感想である。新米社会人としてそう長くはない期間だが働いた結果、私は仕事よりもセンター試験と受験勉強の方が好きだ、と伝えたが。

そのまま同期と後輩はゼミと授業があったため退室していったので、次はここに来た二つ目の目的、医学部受験の資料を集めることにした。

いざ吹田へ

一般的な募集要項や大学の紹介の冊子は箕面で集まったが、医学部の紹介冊子はどうも医学部にしか置いていないようである、そのため医学部のある吹田キャンパスに向かった。

医学部の構内に入るのはこれが初めてで、教務課がわからずうろうろして不審者に思われるのも良くないと思い、近くに居た人に話を聞いて教務課に向かう。当たり前かもしれないが、建物内にいた人の殆ど全員が白衣を着用していた。

教務課にて目当ての資料を手に入れると、その足で図書館に向かった。ついでに何か資料が見つかるかもしれないと思ってのことである。

久々に訪れた吹田キャンパスはやっぱり静かで、やはりここで学びたいものだと決意を新たにした。

一日のまとめ

帰りに電車に揺られながら、「元々の自分」については少しは分かったような気もするし、人と話はできるようだと思いつつも、「元々の自分」と寸分違わず同じ、に戻ることはなんとなくできないような気がした。短い期間にはなるが社会人になってからの経験値やら記憶やらもあり、その間に様々なことを経験した。その帰結として現在こうなっているわけだが、諸々の経験を無かったことにできる訳ではない。それらの経験や労苦を全て吸収して消化して、少しずつでも前に進むしかないのだろう。

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↑手前から、大学全体の紹介冊子(2017)、医学部の紹介冊子(2016)、図書館で見つけた医学関係の冊子、阪大のセメスターの変更に関するチラシ、入学者選抜要項(平成29年度)、学生募集要項(平成29年度)

 

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今宵はこの曲を聴きながら。

宝石になった日

宝石になった日

本日より二日間、センター試験が実施されますが、受験される方の成功をお祈り申し上げます。

 

*1:卒業生ということで本の貸し出し用のカードを作ってもらえる。それで以て図書館に入った

*2:単位認定に使用するかもしれないが、自分は処分してしまっていた