文系社会人は医学部進学の夢を見るか?

文系社会人が心の底から願う夢の実現のために死力を尽くす、その奮闘の記録。

文系社会人とセンター試験

さて、どうするか

今年のセンター試験まであと一週間を切った。勿論今年度のセンター試験は申し込みをしていないので、受験資格はない。しかし、来年或いは再来年に受験することを踏まえ、今の時点でどれくらいの点数が取れるのかを把握することは重要だと思うので、翌日の朝刊に載せられるセンター試験を解いてみようと思う。また、その結果次第でいつ医学部を再受験するか決定しようと思う。目安としては、720点以上。これは前回の記事の「前期第一志望」、大阪大学医学部医学科の平成29年度入試の第一段階選抜で基準とされている点数である*1

720点以上を取ればよいという訳ではないが、一年間の得点の伸び率等も加味したうえで、余りに差がありすぎるのは良くない。だからこそ、まずは最初の関門である720点を現時点でクリアできるかどうかを自分に課したい。前回の受験から5年経過した現在、何も勉強していない状態で、である。

今までのセンター試験結果

そもそも自分はどれぐらいセンター試験で点数を出していたのだろうか。受験終了直後は思い出したくもないと思って全ての受験に関する得点結果をしまいこんでいたが、2015年に通訳案内士試験を受験する際、センター試験の点数によって試験科目の免除*2があったため、引っ張り出してきた覚えがある。何でもむやみに捨ててしまわなくてよかったとその時思ったものである。

【一回目】

国語:179 (現代文83、古文50、漢文46)

外国語(英語):235 (筆記189、リスニング46)

地理歴史(地理B):81

理科①(生物I):90

理科②(化学I):75

数学①(数学I・数学A):86

数学②(数学Ⅱ・数学B):89

合計:788.5/900*3

【二回目】

国語:184 (現代文92、古文42、漢文50)

外国語(英語):242(筆記194、リスニング48)

地理歴史公民

・地理B:80

日本史B:91

理科

・生物I:87

・化学I:81

数学①(数学I・数学A):87

数学②(数学Ⅱ・数学B):72

合計:794.8/900*4

 

一度目は現役時代、まだ理系だったころのもので、二度目は浪人時代、文系になってからのものである。得点率は一度目が87.6%、二度目が88.3%である*5

いずれの得点率も大阪大学医学部医学科(前期)のセンター試験得点率*691%には達していない。

勿論データで使われている年度と受験年度が異なるとはいえ、やはり得点率90%は軽々と超えたいものである。そのためにはあと一年で800点超えを達成する必要がある。

新課程の壁

私にとっては良くないことだが、どうやらいつの間にか私が受験していた当時と学習指導要領が変わってしまっているようだ。私が高等学校で学んでいた時期は丁度「ゆとり世代」と呼ばれる時期だったため、それが終了したことによる内容の変化があるらしい。

akahon.net

こちらのサイトによると、変更点は理科と数学にあるとのことである。

特に自分に関係することは「数学I・A」「数学Ⅱ・B」「数学Ⅲ」「生物」「化学」の3教科5科目。

数学からCが消え、生物と化学はI・Ⅱという区分では無くなったというのは驚きだが、内容の変化という点では更に驚きであるためその点も含めて再受験に向けて勉強をしなければならない。新課程で尚且つセンター試験の得点率は今まで出したことがないような点数を出す必要がある、中々に難易度が高い。

道程は遠そうだ、だが諦めるつもりはない。

 

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今晩はこちらを聴きながら。

 

*1:http://www.osaka-u.ac.jp/ja/admissions/faculty/general/files/h29ippansenbatsu.pdf

*2:日本史Bが該当したため、利用した。結果としては不合格だったが、利用できることがわかってよかった

*3:英語は筆記180点満点、リスニング20点満点の計200点満点に圧縮

*4:英語は筆記180点満点、リスニング20点満点の計200点満点に圧縮。地理歴史公民から二科目、理科は生物Ⅰの点数を計算

*5:小数点第二位以下を四捨五入

*6:参照:

大阪大学/偏差値・セ試得点率|大学受験パスナビ:旺文社

文系社会人の方針決定2-2:志望校決定

5つの観点を踏まえて

前回の記事で私が志望校決定の際に重視する5つの観点を紹介した。

今回はその観点に基づいて選択した大学について書きたい。

前期日程第一志望:大阪大学医学部医学科

大阪大学大学院医学系研究科・医学部

観点別ポイント(5段階。5が最高)

  1. 金がかからない:4
  2. 既修の単位利用:5
  3. 地の利:5
  4. 再受験生フレンドリー:4
  5. 受験科目:3

1と3に関しては実証済みである。というのも、学部は異なるがこの大学で一応は4年間過ごした身であり、授業料免除等も充実している上に、学生寮もある。下宿するとしても家賃もそんなに高くはない。大学周辺の地理に関してもある程度把握済みである。

2の既修単位の利用については教務課に尋ねることになるであろうが、おそらく一般教養の単位をある程度認めてもらえるのではなかろうか。

4に関しては、学生時代様々な年代の学生をキャンパス内で見かけたり、その話を聞いたことがある。事実一緒に教職の授業を受けていた方は一度大阪外大の英語専攻を卒業して教員になったのち、今度は医学部保健学科に入学して養護教諭の免許も取得しようとされている方であった。また、友人が参加していた漫研では、27歳で歯学部一年生の方がいたとのこと。どうやら勤めていた会社が倒産して大学に入りなおしたとのことである。医学部には学士編入も存在するので、そちらではない再受験でも問題がないかどうか不安なところではあるが、年齢は問題なさそうである。

一番の問題があるとすれば、5の受験科目そして難易度であろうか。

センター試験は5教科7科目(外国語1、国語1、数学2、理科2、社会2)、個別試験は3教科4科目(英語1、数学1、理科2)+面接と、一般的な理系の科目数である。*1

ただ、一般的な理系の科目数とはいえ、その得点率は高い。平成28年度の医学部医学科合格者最低点数はセンター試験で435.75点/500点満点、個別試験で374点/600点満点であり*2、圧縮後の点数で見たセンター試験の得点率は最低でも87.15%、個別試験の得点率は62.33%*3と、錚々たるものである。

それでもこの大学を受験しようと思うのは、偏にこの大学ならば、再受験生でも気兼ねなく通える、金額面での心配も少ない、と1度目の大学生活で分かっているからではなかろうか。

勿論学術研究面でも日本トップレベルを誇っているから、というのもある。「週刊ダイヤモンド」2016年6月18日号39ページに掲載されていた「医師1人当たりが発表した臨床論文数ランキング」では大阪大学は39.4本で3位となっている。*4

 難易度は高いが自分の実力が上がることを信じて手をかけたい大学である。

前期日程第二志望:岡山大学医学部医学科

岡山大学 医学部

観点別ポイント(5段階。5が最高点)

  1. 金がかからない:3
  2. 既修の単位利用:?
  3. 地の利:3
  4. 再受験生フレンドリー:3?
  5. 受験科目:4

1に関しては国公立大学であるため、授業料免除・奨学金等充実しているはずであるが、大学ごとの運営交付金の多寡を考えると少し心配である。

2については、国公立大学なら相互で単位を認めてもらえるだろうとあくまで推測の域を出ない。もしかしたら自分が取った専門科目の単位も「外国語」の部類で認めてもらえるかもしれないと+αを期待する一方で、科目の名称が異なるという理由で全く認めてもらえない可能性もあるので未知数である。

3の地の利に関しては、友人が通っていた大学であるため、詳しいことを尋ねることが出来るという点から標準の点数を付けさせていただいた。物価等も大阪よりは現在自分が住んでいる地域に近いだろうと思われる。

4に関しては学士編入試験を実施している点、社会人入試を他学部・学科で実施している点からある程度年齢に関しては寛容なのではないかと思われる。とはいえこれも確実ではないことから?を付けた。

5に関しては、大阪大学と同じく、センター試験は5教科7科目、個別試験は3教科+面接である。*5ただし、センター試験の得点に圧縮がかからない上、個別試験の配点もそれぞれ400点ずつと高い。

平成28年度の医学部医学科合格者最低点数はセンター試験が750.4点/900点満点、個別試験が806点/1200点満点である*6。得点率でみると、センター試験が83.38%、個別試験が67.17%*7と低くはない。

また、これは個人の感想なのだが、岡山大学出身の医師が私の周りには多い。かかりつけ医は後から聞いた話だと岡山大学医学部医学科出身であることが多かった。幼少のころから良くしてもらった記憶がある、それも医師を目指す理由の一つである。ただ、私は研究をしたいという気持ちがやはり一番にあるために第二志望を岡山大学にしている。

後期日程に関しては

受けないつもりでいる。と強気なことを言っては見たいが、中々そうも言えない。

ただ、個別試験の後期(以下、後期試験)を受験し、合格となると何かと忙しいのも事実。準備自体は個別試験の前期(以下、前期試験)終了後からしているものの、前期試験の合格発表から1週間~2日ほど後に後期試験が行われるため、メンタル的にはきついものがある。1回目の大学生活時も後期試験で合格し、入学となったが、手続きから何から、割と怒涛であった。前期試験で合格を決める、人生で一度くらいはそういう時があってもいいのではないかと思っている。

また、後期試験が最近ではあまり実施されていないというのもある。大阪大学は平成29年度入試から一般入試後期日程の募集を停止すると発表しているし、岡山大学も後期試験は行っていないようである。今後他の大学が後期試験を実施するという確証もない。

後期日程の志望候補としては鳥取大学医学部医学科と決めているが、試験がセンター試験と面接だけであるため、少し怖い気もする。

やはり前期試験だけと絞って一気に勝負を決めた方がいいのだろうか。まさしく背水の陣、と。

 

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今日はこのアルバムを聴きながら。

Jupiter

Jupiter

 

*1:平成29年度学生募集要項参照

http://www.osaka-u.ac.jp/ja/admissions/faculty/general/files/ou_yoko2017.pdf

*2:参照:

http://www.osaka-u.ac.jp/ja/admissions/faculty/general/files/2016_result.pdf

*3:小数点第2位以下四捨五入

*4:同雑誌によると、2009年1月~2011年12月末の機関に大学病院に所属する医師1人当たりが発表する臨床論文の数によるランキングとのこと

*5:平成29年度学生募集要項参照:

http://www.okayama-u.ac.jp/user/st/nyushika/pdf/kansuruyoko/29-06_kyokakamoku.pdf

*6:参照:

http://www.okayama-u.ac.jp/user/st/nyushika/pdf/kaiji_ippan/7-01_zenki28.pdf

*7:共に小数点第2位以下四捨五入

文系社会人の方針決定2-1:再受験に当たって重視する5つの観点

人はどこで学ぶかで評価を下されるべきでない、何を学ぶかで測られるべきである

とはいえ、志望校は大事。見出しの言葉をモットーに、一度目の大学生活を送ってきたが、何故か「うるせえ!」とツッコミをうけることがしばしば。

再受験に当たり、あれやこれやと方法を検討してきた。そして、「日本の大学の医学部医学科に進学する」と方針を決めた。問題はどの大学を受験するか、である。

今回再受験を行うにあたって、私が大事にする観点は次の5つである。

  1. 金がかからない
  2. 既に修得した単位・資格を利用することが出来る
  3. 地の利がある
  4. 再受験生に優しい
  5. 受験科目

それではそれぞれについて見ていきたい。

金がかからない、ということ。

現代日本で学問を修めるとは、まあ何かと物入りになることが多い。所謂「お受験」となると幼少期から塾に習い事に、とお金を使うことになるだろうし、私学の小・中・高に通うとなると受験費用から入学金、授業料までかなりの額を使うことになる。またそれらも何の対策もなく進学できるならばそれに越したことは無いが、学習塾・予備校等に通うことになった場合更にお金がかかる。まさに金は天下の回り物、地獄の沙汰も金次第。

moneytoday.jp

前々回の記事でも述べた通り、

rodofaesculapius.hatenablog.com

一度目の大学生の時は

「公立小→中→高→予備校1年(駿台)→文系国立大学」

だったので、余りお金はかからなかった。駿台予備校に一年間お世話になった際の学費を見て眩暈がしたものである(確か、1年間で夏季講習等を除いて100万はしたはずである)。

大学では入学金は全額納めたが、授業料については3年間半額免除、1年間全額免除だったため、4年間で108万5700円支払ったことになる(先の予備校で1年間に支払った額よりも確実に安いと思われる)。

勿論、家賃や定期代、教科書代、食費、光熱費etc.も支払ったが、民間の奨学金団体から給付を受けていたので、恐らく私立大学よりはかなり安上がりだったのではなかろうか。

2回目となる今回、そもそも文系新卒社会人である自分にそんなに貯蓄はない。外資系企業に勤めているならば話はまた別だろうが、恐らく私立大学の医学部の学費を支払いきる能力は1度目も2度目もなさそうである。

加えて、今度は仕事を辞めて学生になるのである。健康保険は国民健康保険になるだろうし(誰かの扶養に入る予定は今のところない)、独立生計扱いとなると税金等もきっちり納めていかなければならないはずだ(とはいえ学生になるのでそんなに多くはないだろうと思いたい)。

そうなると、国立大学医学部以外の選択肢はない。(試しに私立大学医学部の雄、慶應義塾大学医学部の学費を確かめに行ったが、初年度の納付金を見て支払い不可能だと思った)

また、国立大学は奨学金の類も充実している。メジャーなのは日本学生支援機構に代表される「貸与型」*1は勿論、「給付型」*2も存在する。これが非常に心強い。1回目はこれのお陰で学業に専念できたし、家賃も賄えた。

という訳で、授業料などの諸費用、奨学金類の充実という2つの観点から私は国立大学医学部医学科を選択する。

目指せ単位マスター

次に2つ目の「単位のリサイクル」の観点。再受験生になって心配なことが主に一般教養の面で色々とある。

例えば、「再び「体育」の授業を受けなければならないのだろうか?」という点。10代の若さあふれる周囲の学生と違ってこちらは20代も折り返し、流石にしんどい。

再受験で、尚且つ学士編入ではないので、少しでも修得する単位を減らしたいというのが本音だ。いくら学問の徒に戻るとはいえ、1回目に修得した単位をカウントしてくれるならばそれに越したことは無い。特に一般教養。空いた時間に勉強したり、アルバイトで生活費を稼ぐことが出来るからである。

そうなると、同系列の大学や、自分が卒業した大学など、単位をカウントしてくれそうな大学を選ぶ必要がある。

地元が一番?

そして3つ目の「地の利を生かす」の観点。大学周辺の地理を把握しているかどうかだけでも大きく違う。1回目の大学生の時、2年通って2年下宿したが、やはり自宅通学の時期に周りの地理を把握していたのは、下宿生活でかなり役に立った。大学周辺の自動車学校に通ったのもかなりプラスになったと思われる。

この観点に関しては上記2つに比べれば優先度は劣るものの、「友人が通っていた大学で面識がある」とか「自宅から近い大学である」といったものでも良いので、「いざという時の備え」が出来る大学であると良いなぁ、と個人的に思った次第である。

どうぞ、お手柔らかに

4つ目の「再受験生に優しいかどうか」。これも重要な観点である。実力をつけ、点数が合格点に達していても、「年寄りだからアウト」となると泣くに泣けない。年齢という努力ではどうにもできない事柄で不合格になってしまわないように、あまり年齢を気にしない大学を選択したい。

勿論、税金を投じて医師を養成するにあたって、少しでも長く働くことのできる人間を医師にしたいという気持ちはわからないでもないが、学問の場は誰にでも開かれているということ、無駄に年を重ねているわけでもないということも加味してもらいたいというのが一再受験生の思いである。

allabout.co.jp

このように、50代の女性が大学を訴えた話もある*3一方で、60歳で研修医となった人もいる*4。できれば再受験生に寛容な大学を選択したい。

www.47news.jp

受験科目は大事

そして最後の観点。「受験科目」である。面接の有無は勿論、小論文があるかどうか、センター試験の点数はどれぐらい加味されるのか、個別試験の配点はどうか、科目数はどのようになっているか、等々できる限り自分に有利な条件で戦いたいものである。

記事が長くなりそうなので続く…?

出来れば観点を説明して、その結果この志望校を選択しました!とやりたかったのだが、記事が異常に長くなりそうだったので一度ここで切ります。

 

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今日はこのピアノアレンジを聴きながら。

シュガーソングとビターステップ

シュガーソングとビターステップ

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*1:お金が一定の金額や、学費分貸し出されるもの。無利子のものと有利子のものとがある。条件付きで返済が免除される場合もある

*2:一定の金額や、学費分給付されるもの。一時的なものと、ある期間(大学4年間など)にわたるものとが存在する。基本的には返済の義務はない

*3:元になったニュースを探そうとしたが、ニュースのページが見つからないようなので、此方の記事のリンクを貼り付けさせていただいた

*4:こちらも元になったニュースを探そうとしたが、ニュースのページが見つからなかったので、下の記事のリンクを貼り付けている

文系社会人の元日

2017年になりました。

皆様明けましておめでとうございます。昨年はブログを開設したにもかかわらずあまり更新が出来ませんでしたが、本年も宜しくお願い致します。

そして、今未来のために寸暇を惜しまず努力されている全ての受験生の皆様の目標が達成されることを心よりお祈り申し上げます。

私も頑張りますので、どうか応援よろしくお願い申し上げます。文系社会人が医学部生となり、無事に医者になれるのか、それとも夢半ばで諦めるのか。確と見届けていただければ幸いです。

平成28年センター試験まであと13日

新年になるといつも頭の片隅で思うのは、センター試験のこと。昨年の今頃は卒業論文に追われながら今年の今頃に思いを馳せていたのだが、まさか自分が適応障害になっているとは予想もつかなかった。人生色々あるものだ。

思えば自分が一番最初にセンター試験を受験したときから、色々と人生予想図の範疇を越えたことが起こっている。高校生の描いた人生予想図とはいえ、その当時自分が全力を尽くしこの道が最善、と思い選んだ道である、夢破れたときは割とショックだったなあ…などと思い返しつつ。あれから6年、随分と遠くまで来たものである。

来る2017年1月14日、15日に行われるセンター試験、私は一日遅れになるが新聞に掲載されるセンター試験の問題を解いてみようと思う。

理由は単純、その点数次第で、医学部を来年度受験するか再来年度受験するかを決定するためである。その結果はまた後程お伝えするとして、今回は新年の抱負をば。

今週のお題「2017年にやりたいこと」

2017年、今年こそは。医学部再受験に向けての勉強を本格的に開始するとともに、実力・気力共に十分に向上した場合、再受験を敢行する。

そのための努力は十全に行っていきたい。まずは昨年末から続く大掃除を行い、部屋を勉強するのに万全な状態に持っていく。次に短期目標・中期目標・長期目標を立てて、それらを達成し、模擬試験等を活用して合格圏内に実力を持っていき、早ければ今年、或いは来年には医学部受験を行う。

 

それでは今年も文系社会人の珍道中・医師になるまでの長いスケールの一道程の記録たる本ブログをよろしくお願いいたします。

 

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今晩はこの曲を聴きながら。新年の始まりには意気揚々とした曲が相応しいと思う。

序曲<東京都交響楽団>

序曲<東京都交響楽団>

 

 

文系社会人の方針決定1:自分の中では王道の再受験をゆく

学士編入でもなく海外大学医学部でもなく

此処二日ほどは異常なほど体調が優れなかったので殆ど寝っ転がっていた。

昨日一日はよくわからない過ごし方をしていた。朝4時まで起きていてそこから昼過ぎまで爆睡、今日の朝5時まで起きている、って昼夜逆転生活か。

今まで参加してきたイベントやら条件やらを加味した結果、ある意味王道(?)な「センター試験と二次試験を受験し、日本の大学の医学部医学科に入学する」という方法を採ることになった。

rodofaesculapius.hatenablog.com

rodofaesculapius.hatenablog.com

理由としては「資金面の問題」「情報収集の問題」の二つが挙げられる。

宝くじでも当たればまた話は別だろう

まず資金面の問題。もともと私はお受験とかそういうものから縁遠い学生生活を送ってきていた。

小学校~高等学校:地元の公立、塾通いナシ*1、小学校5年~高等学校卒業までZ会

高等学校卒業後:一年間駿台予備校にて浪人生活(このころが一番お金がかかった)

大学:国公立大学で4年間(2年間通学、2年間下宿)

という感じであった。また、実家にそんなに資金があるわけでもないので、高等学校は公立学校授業料全額免除になるまでの1年間は授業料免除、大学も授業料免除であった。更に、民間の奨学金団体から高校3年間、大学4年間の合計7年間、給付型の奨学金を受給していた。*2

というわけで、国公立大学であったとしても進学にあたって十分な金がない。

まして、学士編入試験を受験するにあたっての予備校代やら海外大学医学部に進学するにあたっての諸費用を賄うのも難しい。新卒社会人であるため、給料もそんなに高くはない。

したがって、私が取り得る方法は「国公立大学医学部医学科に再受験で合格し、進学する(尚且つ授業料免除・給付型奨学金受給)」というものになってくる。

受験は情報戦?

次に情報面の問題。よく「受験は情報戦だ」と言われる通り、ある程度は受験にあたっても情報が必要になってくる。過去問とか、受験者の比率とか、その他諸々。

学士編入のイベントに参加したが、やはり「圧倒的な情報・知識不足」を感じた。

海外大学医学部にしてもそうである。現状ではどうしても現地の様子、大学のカリキュラムの進み方etc.がわからない。

そしてこの両者の情報を得ようとすると、ある程度の資金が必要になってくる。

情報が少ないゆえに、情報を得るために金を支払う必要がでてくる。それも割と高額な。

その点、大学受験の場合はまだ情報を集めやすい。真偽のほどは別としてインターネット上には多くの情報が流れているし、大学によっては合格最低点を公表しているところもある。また受験生の母体数が学士編入者・海外大学医学部進学者の母体数に比べると、少子化であることを加味しても圧倒的に多い。そうなると情報も情報が提供される場もその質もある程度確保できるものであるし、真偽を確かめる場もあるのではなかろうか。

ある程度は無料で情報を得ることが出来、また有料であるにしても選択肢が多いため、情報面でも学士編入試験・海外大学医学部受験よりは日本の大学の再受験を選択する。

 

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此方の音楽を聴きながら。SoundCloud音ゲー関連の作曲家さんによる曲が多いので作業用として非常にありがたい。

soundcloud.com

*1:夏季講習などには参加したが何かの塾の正規生になったことはない

*2:日本学生支援機構からの奨学金は受給していなかった

文系社会人のイベントレポート:ハンガリー国立大学医学部説明会編

きっかけはネットの広告だったか、雑誌だったか、新聞だったか

www.hungarymedical.org

海外の大学の医学部を受験し、そこで学んで現地の医師国家試験に合格して日本に帰ってくる、逆輸入のような方法で医者になる、というものである。

以前に書いた記事

rodofaesculapius.hatenablog.com

 の、3番目の方法に当たる。

新聞で取り上げられていたこともあり(朝日新聞日曜版GLOBE2016年7月3日号)、一度説明会に行くことにした。

なんだか高そうな場所の一室を使っている

www.hungarymedical.org

大阪会場の今年度第一回目、9月10日に参加した。

会場にたどり着くまでにGoogleの地図を何度も見返し、大阪駅周辺をうろうろして、遅刻するかと思ったが、何とかたどり着いた。

会場はもっと広いのかと思いきや、学校の教室一室分くらいである。

説明会に来ていた人は、殆どが高校生(くらい)+保護者の組であった。保護者も大体は父母どちらも、という場合が多かった。全体で10組程だった。

 

説明会は全体的な概要説明、質疑応答、という感じで進んだ。

制度としてはまだまだ…だろうか?

どうも私は勘違いをしていたのだが、この説明会に参加するまで、

「現地の学生と医学部で一緒に授業を受けることができる」

のだと思っていた。

しかし、概要を聞いた結果、どうもそういう事ではないらしいと分かった。

現地大学の医学部が外国人留学生向けに英語で医学部コースを開講しているので、そのコースを受講し、単位を修得して卒業して現地の医師国家試験を受験する、というルートを取るようだ。

また、現地大学の医学部の外国人留学生向けコースには予備コースからの入学、医学部本コースの入学、と二種類ある。学力等の問題を加味する必要があるという事なのだろう。

そして、質疑応答で医学部受験においても、普通の大学受験においても非常に重要な「費用面」の問題を尋ねてみた。というのも、大学に進学するのはカネがかかるのである、自分の貯蓄(とはいえ新卒社会人なのでそんなにないが)で賄える金額かどうかが肝要である。

日本の国立大学の場合、入学金が約28万円、年間の授業料が約53万円だが、ハンガリー国立大学医学部本コースの場合、大学にもよるが授業料が$15,700~$17,900かかるのである。(下記リンク参照)

募集要項 | ハンガリー医科大学事務局

リンク先にも書いてあるが、$1=110円で換算すると、1,727,000円~1,969,000円かかることになる。つまり授業料だけで年間100万円を超えるのである。

ハンガリー医科大学事務局の方の話によると、奨学金があるらしいのだが、その制度についても年度によって受給している人数も変化している上、どういう基準で受給可能なのかもあまり制度が整っていないらしい。

本イベントの意義&感想とか

ウワサの(?)海外大学医学部がどういうものなのかについては良く知ることが出来たが、この方法も私にとっては、取ろうとは思えない選択肢になった。

やはり第一に「資金面」の問題が出てくる。到底払えそうにない額だ、貯金も追いつかなさそうである。かといって奨学金の制度がちゃんと使えるかどうかも不明である。

次に、「勉強内容」の問題がある。現地学生と一緒に勉強できるならまだしも、留学生向け英語コースとなると、海外で勉強できる楽しみも半減、どころか4分の1減である。そうなると同じ国出身の学生同士で固まって過ごす、みたいになりそうでどうも気が乗らない。

 

そしてこんなところで後悔

ishin.kawai-juku.ac.jp

11月23日に大学別の個別相談ブースを兼ね備えた医進フェスタが開催されていたようなのだが、その頃適応障害で異常に弱っていたためイベントを見落としていたことについ最近気が付いた。再受験生のことについていろいろと聞いてみようと思っていたのだが…

次の記事で自分が採る方針について述べたい。

 

 

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そして今晩はピアノアレンジ曲を流しながら。

only my railgun

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文系社会人のイベントレポート:医学部学士編入編

参加したのが約半年前だがイベントについて書いてみる

更に言えば、参加したのはこのブログが開設される前になる。

 

rodofaesculapius.hatenablog.com

 此方の記事で医者になるための方法の一つとして、「日本の大学の医学部に編入学し、卒業する」というものを挙げた。所謂「学士編入」である。

その学士編入とはどのようなものなのか、それを知るために河合塾KALSの新大阪校で行われるイベントに参加してみた。

school.kals.jp

10年先を考えて行動せよ

新大阪駅で昼食を済ませ、河合塾KALS新大阪校に向かうと、教室は満席に近かった。見た感じ自分よりも年上の人が多く、男女比では男性の方が多かった。

最初に大阪大学大学院医学系研究科の教授による話があった。パワーポイントを用いた大阪大学の歴史やら医学部の歴史の説明、教授の専門についての話など興味深い話題が多かった。*1

最後に質疑応答の時間があり、3人ほどが質問をしていた。自分も「手術をする上での手先の器用さはどうやって訓練するのですか、そもそも手先が不器用だと医者になった時に不利ですか」と聞きたかったが、「まずは合格して医学部生になることが大事です」と言われた際のダメージを考慮して尋ねなかった。

質疑応答の中に「医学部受験において年齢は問題となりますか」という興味深い質問をされている方が居た。

その方に対する答えとして、「年齢は関係ない。最近卒業された方の中には60代の方も居た」という答えがあったので、自分としては少し安堵した。残りは実力だけか。

 

教授の話の中に、「10年先の自分がどうでありたいかをよく考えなさい、それを見据えて日々の行動を決めなさい」といったような内容の話があった。

どのような医者になりたいのか、それでどうしたいのか。入学することが前提条件であり、入学しなければ話にならないのは明白だが、それらを決めず入学しても目標を見失うだけであろう。深い言葉であった。

合格者の話と、講師の話

その後は講師の話と合格者の話という、こういったイベントにはよくある構成だった。

講師の話を要約すると、学士編入は情報が少ない上に、手に入れるのも難しい場合が多い、とのことである。また、一般入試と学士編入試験、両者の関係性などについても説明されていたので、要点をここにまとめておきたい。

  • 数学の有無→一般入試にはあるが、学士編入試験にはない
  • 両立は難しい→学士編入試験の試験時期は夏~秋、一般入試(国公立)の試験時期は冬、と分断されている上、問題の性質も異なるため

また、面接や小論文の対策にもつながるであろう話もされていた。

「自分の専門を変えてでもやりたいことは何か」

社会人の場合は積み上げてきた経験や叩き上げてきたスキルがある。それらの専門、謂わば自分の「武器」を、捨ててでも医者になりたい理由があるのか。これもよく考えなければならないなと思った。とはいえ、自分はまだ社会人になったばかりなので大した専門があるかと言われればそんなにないなぁ、という感じであるが。

 

合格者による合格体験談は、一人は大阪大学、もう一人は滋賀医科大学の人によるものだった。

二人の話を要約すると、

  • 自分を知る
  • ストレスを溜めない
  • 周囲に流されない
  • 点数を上げる
  • 自分の弱点から目を逸らさない
  • なりふり構わず徹底的にやり抜く
  • 自分で考えてやり抜くことのみが結果を出すことに繋がる

とのことである。

これは学士編入試験に限らず、普通の試験でも通じるものがある。

あとは、面白い勉強方法として、「TwitterでNature等をフォローし、それらが呟く論文を読む」というものがあった。

本イベントの意義&感想とか

結果として、学士編入試験についてよくわかるイベントだった。

河合塾KALSの役に立つ資料も貰えたし、会場では使用されているテキストの閲覧も可能だった。また、全体のイベントが終了した後は河合塾KALSの講師や合格者に個別に相談することが出来るブースもあった。

しかし、同時にこのイベントに参加した結果、私は学士編入試験を経て医学部に進学する、という方法を取ろうとは思わなくなった。

科目ごとの向き不向きや、新たに勉強しなければならない科目が多いこと、情報が少ないこと(それ故に予備校に頼らなければならない上に費用がかさむこと)を鑑みると自分には不利な点が多いと分かった。

 

とはいえ、新大阪駅で美味しいものも食べられた上に、選択するにあたっての情報も手に入ったので全体としては満足のいく一日だった。

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FINAL FANTASY XV Original Soundtrack

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 隣でFFXVをプレイする様子を聴きながら

*1:前半の大阪大学の歴史は割と聞いたことのある話だったのであまり身を入れて聞いていなかったかもしれない